協会概要

会長　佐野　雄二

　当協会では、技能士の育成を目的に、技能検定の協力団体としての活動に力を注いでおります。加えて、ボランティア活動にも積極的に取り組んで参りました。今後は、防水材料メーカーのスタッフを講師に招き、県・市・職員の皆様とともに、さらなる技術や知識の向上を目指して参ります。

　また、高所作業を得意とする我々は、普段お世話になっている地域の方々への恩返しとして、学校施設における屋根の点検と清掃のボランティア活動を行いました。協会員が過去に施工した防水層の経年劣化について把握できるだけでなく、施設管理の関係者と意見交換することで、視野を広げることができました。地域に根差した活動をこれまで以上に活発化させるため、今後も継続してまいりたいと思います。

　新型コロナウイルス感染症の影響により、教会活動の推進は困難な状況にありましたが、コロナ禍が続いても事業活動を滞らせないよう、現在、オンラインによるシステムの構築に取り組んでおります。加えて、将来はオンライン上で設計折込ができるよう、検討を重ねているところです。

　建物がある限り防水業はなくなりませんが、人口が減れば建物も減ります。我々が生き残るためにも今以上に技術力を高め、付加価値の高い仕事をすることで収益を維持しなければなりません。

　また、深刻化する人手不足の解消を目指して、学校関係を訪問し、学生に防水業界の魅力をアピールすることで、若手技能員の確保にも尽力していく方針です。

　近年は大雨などの自然災害が多発し、新型コロナウイルス感染症の拡大の状況なども含めて先の見えない状況ですが、協会として少しでも皆様の力になれるよう、会員一丸となって厳しい時代を乗り切る覚悟です。

　結びになりますが、関係各位には今後も変わらずご支援、ご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。

山梨県建設防水協会